今シーズン初となる磯フカセに行ってきた。
強い北西風と東からのウネリが入る予報だったのでフカセ釣りができるかどうか不安だったが、当日は風裏となるポイントを選んだこともあり、何とか釣りをすることができた。
ウネリはそこそこ強く、足元では分厚いサラシが立っていた。
「グレ釣ってる場合じゃねえ」と言いたいところだがヒラタックルは車でお留守番。
今日はルアーに浮気せず、フカセ1本で行こう。
釣り座選択
低い位置で前に張り出している磯、高い波。
立ち位置を考えるのに時間が掛かる。
しばらく磯をウロウロし、波をかぶらないかつ張り出した磯も躱せるところを見つけて、釣り場を決める。
多少水しぶきを被るが、まあ仕方ないだろう。
釣り開始!
まずはタナ3ヒロからスタート。
何とか釣りができる状況ではあるものの、横風が強く、ウキのコントロールが難しい。
ある程度流れたところで回収するとエサがない・・・
次も、その次もエサを取られるのでタナを2ヒロに変更。
ハリスが2ヒロなのでウキは完全固定状態。
これでもアタリなくエサを取られるので、更にタナを上げる。
ハリスをカットして1.5ヒロ、その後1ヒロとして釣りを続ける。
沖に投げると風で煽られるし、手前は波が激しく、分厚いサラシができている。
サラシの切れ目を重点的に探ると、ようやくウキが沈む。
釣れたのはコッパグレだった。
コッパグレに大苦戦
次もその次もコッパが釣れる。
エサ取りはこいつらで間違いなさそうだ。
永遠にコッパが釣れ続けるので、作戦を変える。
ウキの浮力を上げ、オモリを重くして表層を突破する作戦。
ウキを1号、オモリを1号+G3にして試してみる。
タナは2ヒロ、これでどうか?
残念ながらこれでもコッパ祭り。
ならば3ヒロ!
残念、3ヒロはベラゾーン。
うーん、難しい。
マキエを減らして、魚を寄せないようにしてやると、何とか間が持つようになってきた。
コッパを躱して良型キャッチなるか?
タナを変え、投げる場所を変え、少しずつ間が持つようになってきた。
良型グレも近いか?なんて考えていたらウキがジワーっと沈み込む。
しっかりアワセを入れると伝わってきたのは、コッパとは違う重量感。
ロッドが真ん中からぶち曲がり、手には力強い抵抗が伝わってくる。
しっかりタメて魚を浮かせると、見えたのは茶色の魚体。
え?茶色??
そう、上がってきたのはあの魚。
嫌われ者のアイゴ君(笑)
お前かーい!まあ楽しかったんで許します・・・
同行者が欲しがったのでプレゼント。
珍事
流すポイントを変えると15㎝が20㎝にはなるものの、それ以上のサイズUPはなく・・・
エサ取りの活性が高すぎたこともあり、マキエより先にサシエがなくなるという珍しいことが起こる(笑)
エサがなくなったので強制終了。最後までコッパグレに苦しめられたのでした。
最後に
今シーズン初の磯フカセ。
小さいながら釣れたので良かったのではないかと思う。
まだまだコッパグレの活性が高そうなので、次回はエサを工夫して攻めてみようと思う。
使用タックル
非常に軽量で高感度。薄巻きのブランクスながら、しっかりと胴まで曲がり込み魚を浮かせてくれる。
パワー重視のローギアモデル。仕掛けの回収は面倒だが、パワーのある魚と対峙するときはこれほど頼もしいリールはない。いざとなればゴリ巻きでむりやり頭の向きを変えることができる。
ボディ自体が非常に強い。浮力は少々誤差があるが、磯にぶつけても割れないのがありがたい。かなりぶつけまくったので、塗装は剥げ始めているが、剥がれた部分から一気に剥がれてしまうこともなく使えている。気を遣わずにガンガン使いたい方にはおすすめ。
意味不明なぐらい刺さる。抵抗なくスッと刺さるので、フッキング率が抜群に高い。
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