リールにガタツキは必要です!

リールチューン

こんにちは!キノピーです。

今回はスピニングリールのガタツキについての話・・・

ガタツキと言っても色々あります。

ハンドルノブ部だったり、ハンドル部だったり、内部パーツ類だったりと原因や発生箇所は様々です。

 

因みにハンドル部のガタツキは大抵、ドライブギアが絡んでます。

ガタツキがあるリールと聞くとダメなリールだと思ってしまうかもしれませんが実はそうではありません。

ガタツキ=パーツ間の隙間なわけですが、この隙間というのは絶対に必要なものです。

隙間が全くないとそもそもリールが回転しません。

また、ギア同士が密接に噛み合った状態で強い負荷が掛かると一撃でギアが死にます。

 

詳しくは触れませんがシマノのクロダイ用片軸リールが他メーカーに比べ壊れにくいのはこの隙間の作り方にあります。

世界最高峰のリール「ステラ」にすらガタツキはあります。

ここまででリールに適度な隙間が必要であることは分かって頂けたと思います。

 

なので店頭に並んでいるリールは大きかれ小さかれガタツキがあります。

人の手で組み上げる精密機械ですのでガタの大きさは様々です。

巻き心地も違います。本当に絶妙に組みあがったとんでもないリールが数百台に一台存在するとマニアの間では噂になったりもします(笑)

以前にも言いましたがリールは買う前に触ってフィーリングを確認することをオススメします。

 

 

買ったリールがどうしても気に喰わないときは、メーカーに伝えて調整してもらうのも手ですがあまり期待しない方が良いです。

メーカーがOKだと見て出荷されているわけですからね。

自分で調整することも出来ますが、リール全バラシオーバーホールが出来ることが最低条件の上級者向けの方法です。

分かり難いですが、これは僕がガタ調整用に使っているパーツの一部です。

これらを使い、少しづつ隙間を減らしていくわけです。

因みに、拘り過ぎると泥沼にハマるのでどこかで妥協することが必要です。

序盤でも言いましたが、隙間を詰め過ぎれば回らなくなりますし、ギアやボディへのダメージも大きくなります。

詰める場所を間違えるとアウトです。

 

僕も昔、やらかしましたが隙間を詰め過ぎたリールは非常に不快です。ギアを幾つも潰しました。

今となってはいい経験だと思いますが、当時は悩んで悩んで、本当にリールに手を付けるのが嫌になりそうでした。

まあその経験があったから今がある訳なんですが・・・

 

少し話が逸れましたが、今回の話は「リールにガタツキは必要・ガタツキがあるリール=ゴミリールではない」というお話でした。

ガタツキが大きすぎるリールはダメですが、それは自分で買う前に触って判断しましょう。(そんなリールはあまりありませんが)

超重要って事でもないですが、頭の片隅にでも入れておいてリール選びの参考にして頂けたら幸いです。

 

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