こんにちは!キノピーです。
今回はライトゲームで狙うムツ釣りを紹介します!
ムツをライトゲームで狙うというのはあまり馴染みがないかもしれません。
メディアで取り上げられることも少ないですし、専用タックルもありません。
中深海で狙う魚だという印象が強い方も多いのではないでしょうか?
成魚は水深150m以上の深場に棲息するとされますが30cmぐらいまでの幼魚の間は沿岸域で生活する為、ライトゲームでも狙うことが出来るのです。
ムツングを始めたきっかけ
もう10年ほど前になりますが、まだワームというものを使い始めたばかりの時。
何も考えずにテキトーに投げていたワームにムツが反応したことがありました。
その時は何も思わなかったのですが、高校生になりアジングを本格的に始めてからもチョコチョコ釣れてきました。
最初はただの外道にしか思っていなかったのですが、アタリの出方は金属的でカンッて感じで楽しいし、引きは強いし、食べたらめっちゃ旨いし、釣りのターゲットとして不足なしだったんですよね。
その後、色々調べてみたのですがムツのライトゲームなんて全くと言っていい程情報がなく何も分からなくて・・・
それで自分なりに色々試してみてたくさんの事が見えてきました。
釣り方が自分の中でかなり確立されてきて釣果も格段に伸びました。
様々なパターン、狙い方があるゲーム性の高さにハマり込み今に至ります(笑)
ムツングのポイント
昼間は岩やテトラなどのストラクチャーに着いていることが多いです。
マズメ時や夜間はストラクチャーから離れ、活発にベイトフィッシュを追いかけている姿を見ることがあります。
潮通しが良く、水深のあるポイントがオススメ。
尚且つそこに沈みテトラ等があれば最高です。
夜間は常夜灯周りにも集まるので狙ってみるのも良いと思います。
1回居着くと、暫くは居るので居着いているポイントを見つけられれば暫く楽しめます。
シーズン
僕がメインとしているエリアでは12月~3月がハイシーズン。
しかし年によっては夏に現れたり、ほとんど釣れなかったりと神出鬼没。
この神出鬼没さがムツングが広まらない理由なのかなぁ~と勝手に思っています。
ムツングのタックル
専用タックルは存在しないのでアジングタックルの流用になります。
重めのジグヘッドやプラグを投げることもあるので、極細エステル専用機みたいなのは向きません。
ロッド
6フィートから7フィートの少し強めのアジングロッドが良いです。
アタリを積極的に掛けにいく釣りになるので、しっかりとハリがあるものが向いています。
かなり小さいアタリもあるので反響感度が良いモノが理想的です。
色々なルアーを使うのでチューブラータイプがオススメです。
リール&ライン
リールはスピニングリールの1000番~2000番。
巻きの釣りをする場合もあるのでそこそこのモノを選びましょう。
ドラグはほぼ使わないのであまり拘らなくてもいいです。
ラインはPEの0.3~0.4号。強度はこれで十分です。
リーダーはフロロ2号がオススメです。
リーダー2号というと太く感じるかもしれませんが、ムツは歯がゴツイのでこれでも細いぐらいです。
太くしすぎると明らかに喰いが悪くなるので強度のバランスを考えると2号がベストだと思います。
※1.5号だとバスバス切られました・・・
ルアー
メインはワームになりますが、プラグやジグの出番もあります。
ワームは2インチ前後が目安です。
細長い系よりも少しボリュームがあるワームの方が釣れるように感じます。
光を反射する系のラメが入っているのがオススメです。
ジグヘッドは0.6g~4gと状況に合わせて使い分けます。軽ければ良いというものではありません。ダート系とそうでないモノを準備しましょう。
プラグは5cm前後、ミノーがオススメですが活性が高い時なんかはベイトを追いかけて水面から全身が飛び出す事もあるのでペンシルベイトやポッパーも面白いです。ブレード系も効きます!
ジグは5g前後が目安です。
※ルアーサイズはただの目安です。あまり気にし過ぎないように。
ムツの誘い方
状況によって全く違う釣り方をする必要があります。
どの釣りでもそうなのですが、この釣りはかなり顕著だと思います。
大きく分けると速い動きが良い時と遅い動きが良い時の2パターンです。
まずはどちらに反応が良いかを見極めるのが大切です。
遅い動きに反応が良い時
リグも動かし方も、アジングと同じで良いです。
トゥイッチとフォールで誘います。潮に乗せて漂わせるのも良いでしょう。
この場合ジグヘッドは軽い方が良いです。その時の状況で使える最低重量のジグヘッドを使うことをオススメします。
プラグをスローに巻くのも効果があります。
速い動きに反応が良い時
ワインドが最強。ジグヘッドは2~4gが使いやすいです。
速い動きが良いと言ってもただ早ければ良いという訳でもないのでジグヘッドの重さは気にしましょう。
その時に一番反応が良い重さを探しましょう。
喰うのは大体止めた瞬間です。ワインドの最中に喰う事はほぼありません。
この状況の場合、遅い動きには全く反応しないことが多いのでカーブフォールでゆっくり見せるメリットはほぼないです。
ダートの後、止めて2秒アタリがなければラインをフリーにしてレンジを取り直した方が効率が良いです。
ラインスラックをうまく使い、移動距離とダート幅にバリエーションを持たせる事が出来ると釣果を伸ばせます。
ジグを使う場合はジャークの後のストップで喰わせることを意識すると良いです。
オススメのワームの解説記事はコチラ↓↓
アタリがあったら!
即掛けです。アタリがメチャクチャ小さいなんて事もよくあります。集中してアタリを取りましょう。
ボーッとしていると小さいアタリはわかりません(笑)
ほんの僅かな違和感でもどんどんアワセを入れていくことが釣果を伸ばすコツです。
歯がゴツイので極力ラインに当てたくありません。
掛かったらゴリ巻きで寄せ一気に抜き上げます。
引きを楽しみたいならラインを細くするのもアリですが、そうするならリーダーは太くしないと高確率で切られます。
リーダーは定期的にチェックして、ライントラブルは未然に防ぐようにしましょう。
オススメムツ料理!
食べておいしいのもムツの魅力。最後まで堪能しましょう!
- 刺身・・・モチッと感とコリコリ感のバランスが絶妙。旨味が強くしっかり魚の味が楽しめます。
- 煮つけ・・・ムツ料理の定番。ホクホクとした身がたまらない!
- 一夜干し・・・これが一番好き。びっくりするぐらい旨いです。
釣って楽しい、食べておいしいムツ。
ゲーム性が非常に高く、パターンを掴めば誰でも釣れるのに分からないとプロでも釣れない。
超楽しいムツのライトゲーム、ぜひ挑戦してみてください!
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