またまたロッドビルド。この短期間で何本作るんだか・・・
今回は大学時代の先輩からの依頼。以前からアジングロッドを作って欲しいと言っていたのだが、頼まれたのは何故かチニングロッド(笑)
まぁ僕としては何ロッドでも良いのだが、僕はチニングはあまりやらないし、ましてやボトムの釣りなんて1回しかしたことがない・・・
先輩は住んでいるところが遠いので、直接会うことは出来ないので、電話でしっかりと打ち合わせを行ったうえで、作製に取り掛かることとなった。
ブランクはマグナムクラフトNLG5917
先輩の話を聞きながら、ブランクを考える。「Rシリーズをを短く切るかなぁ~」なんて考えていると、ふと1本のブランクが目に入る。
以前買ったNLG5917だ。トップには向かないが、ボトムの釣りにはバッチリなのでは?
カーボンパイプで延長すれば、長さの問題はクリアできる。ここまで行ってからもかなり悩み込んだが、最初の案を採用し、NLG5917に決定した。
カーボンパイプで延長
NLG5917のバットを調整し、ジャストエースのカーボンパイプと繋いで1&ハーフ構造にした。
擦り合わせるのは結構大変だったが成功。ちょっとキツイぐらいの仕上がりにした。
グリップはVSS
グリップは細めが良いとの事だったのでVSSを採用。グリップの長さやリールの固定方式は事前の打ち合わせ通り。メタルパーツの使用はナシ。
ガイド取り付け
スレッドはメタリックレッドが良いとの事だったので、レッド1色で巻き上げる。それだけ。
セッティングもあまり迷うことなく、すんなり決まった。
テスト
コーティングをする前に1度テストをしておく。
2g~15gまでをキャスト。快適なのは7g以上、15gは余裕、20gまでは問題ないだろう。
トラブルは1度もなかったので、コーティングを掛けて完成!
発送~
送料も確認せず「送料込みで○○円で良いっすよ~」なんて言ったのだが、いざ送るときになって送料にぶったまげた(笑)長物の送料舐めてたわ・・・
数日後、先輩から「届いたよ!」との連絡。無事到着したようで一安心。
更に後日、電話が掛かってきた。
「魚を掛けていないからパワーは分からないが、とにかく感度がエグい」との事。あれ?この感想どこかで聞いたような・・・
個人的には少し硬いかも?と思っていたティップもばっちりとの事で、少しホッとした。
「ボトムの地形が丸わかり、障害物の位置も、ちょっとした盛り上がりも手に取るように分かる。フグのアタリがチヌのアタリかと思うぐらいガツガツ伝わってくる!」と喜んでいただけたようでコチラも満足。後は早く魚を釣ってもらいたい(笑)
最後に
今回は未知の領域に踏み込んだ形となったが、上手くいってホッとしている。
釣果報告を楽しみに待ちたい。
ロッドビルドはまだまだ終わらない。次回に続きます・・・
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