ワークスリミテッドTFL-55RX-Tiをインプレ!ワームテストを兼ねたナイトアジング

アジング

ある日の夕方。新作シャッドのテストをしていると友人Tから電話が。夜のアジングのお誘い。

プロトワームのテストもしたかったので、即了承。夜の釣行が決まった。

因みに、新作シャッドにはミニガシラが掛かっていたが、掛けたまま電話をしていたら外れてしまった(笑)

 

 

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プロトワームのテスト!

強風も覚悟していたが、ポイントはほぼ無風。これは釣りやすい。

先行者がいたので挨拶し、状況を伺うと全然釣れないとの事。

アジのボイルは多いのだが、表層では釣れないパターンなのだろう。

 

隣に入れてもらい釣り開始。

表層でボイルしているヤツを狙うのは効率が悪いので中層から狙い始める。中層を狙うと言っても、一定のレンジを狙うわけではない。1投の中で出来るだけ幅広いレンジを通して潮が効いているレンジを探す。見つけたらそのレンジをしっかりとキープ。

すると1投目から見事ヒット。

しかし後が続かない。

 

今の立ち位置だと流れを切るようにしか通せないので、潮に乗せて流せるように立ち位置を変える。

ゆっくりジワーっと潮に乗せてやるとボトムで連発。

喰うのはベタ底。流れに乗せてボトムから数㎝浮かせたぐらいでレンジキープするとアタリが出る。

こういう釣りは久々なので楽しい。

 

 

神が作ったロッド

友人Tのロッドを少し使わせてもらう。ロッドビルダーの神と称される安達さんの作品、ワークスリミテッドSWフィネスTFL-55RX-Tiだ。

 

持った感じは、全体的にボヤっと軽い。僕のロッドが手元重心なのに対し、ワークスリミテッドは手元も軽い。かといって先重りするかと言われるとそんな事もない。先が軽く感じるという面では僕のロッドの方が上だが、ワークスリミテッドは全体のバランスがしっかり整ったうえで全体的に軽い。「ロッドを持っている感じがしない」というのはこういうロッドのことを言うのだろう・・・

 

アタリの出方も面白い。僕のロッドで「コン!」と出るアタリが、ワークスリミテッドなら「ブルワァァァ!」って感じ。「ガツン!」でも「カーン!」でもなく「ブルワァァァ!」。ふざけているわけではない、マジで「ブルワァァァ!」なのだ。

 

手元に伝わる最大瞬間衝撃は僕のロッドの方が大きいが、ワークスリミテッドは反響の持続時間が長いイメージ。ロッド全体でアタリを捉えている感じがする。

 

ワークスリミテッドを借りている間、友人Tに僕のロッドを使ってもらったが、手元に伝わる衝撃が大きいのでこれはこれで楽しいと言っていた。反響の持続時間は長くないが、手元に強く伝わる一瞬の「コン!」。これはこれで良いのだろう。

 

 

長い長いラスト1匹までの道

ほどほどに釣ったしラスト1匹で終了としようというTからの提案。断る理由は全くないので了承はしたが僕は知っている。「ラスト1匹で終わり」と言うと釣れなくなることを。

潮止まりの時間が重なったこともあり、予想通り15分間ノーフィッシュ(笑)

ここで僕はこの日初めてジグヘッドを交換。スタート時よりも遥かに潮が緩くなっていたので、0.8gから0.6gへ。

これがばっちりハマって、ジグヘッド交換後1投でアジをキャッチ。

その数分後、Tも釣れたので納竿とした。

 

 

作製中のワームについて

コンセプトは「引き抵抗」。アジングにおいて引き抵抗は超重要である。

アジの着き場を探すうえで、重要なのは潮が効いているレンジを見つける事。

潮が効いているかどうかはティップに掛かる負荷で見分けるわけだが、ティップに掛かる負荷はリグの重量とリグがどれだけ潮を受けられるかで決まる。

アジングで使うジグヘッドは非常に軽いので、当然引き抵抗は感じにくい。だからワームで補ってやる必要がある。

現在市販されているワームにも引き抵抗を増やすための工夫をしたワームはあるが、どれもピンとこない。だから自分で作ることにしたのだ。

 

ボリュームと余計な波動は抑えながら、引き抵抗はしっかり出す。そのために体積は抑えつつ、表面積は広げる。そのうえで柔らかさを出しつつ必要最低限の耐久性は確保する。ボリュームと波動が大きくなっても良いなら、引き抵抗が大きいワームを作るのは難しくないがそれでは意味がない。

リブのサイズや隙間、ワーム自体の太さやテールの長さ、マテリアルなど色々変えながら試し、今の形に行きついた。市販品と比べても負けない結果は出せてはいるがまだ僕が求めているところには届いていないので、とことん突き詰めて良いモノを作ろうと思っている。

 

ボリュームが大きいワームもそっちはそっちで作っているのだがこれはまた別の機会にお話しできたらと思う。

 

 

 

 

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