こんにちは!キノピーです。
今回から数回に渡り、僕がこれまで作製してきたロッドをご紹介していきたいと思います!
これまでで全部で20本作製しました。
全部一気に紹介すると長くなってしまうので少しずつ紹介します!
では早速いきましょう!!
1本目
メッキ用ロッド
ブランク:ジャストエース製TRT662UL
リールシート:フジ工業製VSS16
ガイド:ステンレスフレームSICガイド
レングス:6フィート6インチ
自重:72g
ルアーウエイト:1~5g
2ピース
まずは練習用にととりあえず組んでみたロッド。
ブランクはトラウト用。ほぼ安いという理由だけで選びました。
ガイドは折れたセフィアBBから取った為、ブランクとのバランスも悪く用途にも合ってなかったです。
1本目ということもありかなり苦労しました。今では何てことないガイドの取り付けにどれだけ時間が掛かった事やら・・・
柔らかすぎてメッキが掛かっても面白くなかったしルアーの操作性も悪かったです。
トラブルで折ってしまった為、グリップ付近はリールへの糸巻き時専用の道具となっています。
その他の部分もフェルール作製に使われる等有効活用されています。
2本目
ジグ単用アジングロッド
ブランク:マグナムクラフト製AJX5917
ティップ:サバロオリジナルチタン
リールシート:フジ工業製IPS16→DPSスケルトン
ガイド:チタンフレームトルザイトガイド
レングス:5フィート4インチ→5フィート2インチ
自重:46g→42g
ルアーウエイト:0.5~3g
1ピース
本格的にロッドビルドをスタート。
無難な材料を集めて作った1本。
46gという自重は当時市販品では存在していませんでした。
テストもせずに仕上げてしまった為、完成してからトラブルが発覚。
バラしてやり直すのが大変でした。これ以降完全に仕上げる前に必ずテストを行うようになりました(笑)
ガイドセッティングは非常に大切だという事を学べた1本。
当時異次元の軽さを誇ったこのロッドは大して上手くもない僕に周りよりもたくさんのアジを釣らせてくれました。
特に潮の変化を感知する能力が高く、潮に着く傾向が強い瀬戸内のアジとは相性抜群でした。
チタンの柔軟性がフッキング率を高め、またバラシの軽減にも一役買っています。
作ってから10か月ぐらいの時に更なる高みを目指してリメイクしましたが性能は・・・
改良は失敗に終わりました。
今は20本目にガイドを取られお役御免となっています。
3本目
ジグ単用アジングロッド
ブランク:マグナムクラフト製LG5919
ティップ:ジャストエース製ST-350XULF
リールシート:DPSスケルトン
ガイド:チタンフレームトルザイトガイド
レングス:5フィート7インチ→5フィート4インチ
自重39g→37g
ルアーウエイト:0.6~4g
1ピース
2本目のジグ単用アジングロッド。ティップはカーボンソリッド。
ブランクはなんとなくでLG5919に(今は廃番)
特に深い意味もなく選んだブランクでしたが、AJX5917よりもマイルドで粘りがある印象。
リールシートはDPSスケルトンに挑戦!かなり苦労しました。
ティップは想像よりもハリが強く使いにくそうだと感じた為、ほんの少しだけ紙ヤスリで削ってみました。
1本目よりも潮の変化を感知する能力が低く、バラシも多かったのですがアタリの出方や持った時のバランスが好きで結構多用していました。
自重の軽さも去ることながら、ティップにチタンよりも軽いカーボンを採用することで先重りがなく、自重以上に軽く感じられるロッドです。
高弾性なのに粘りがあり、よく曲がりよく戻るLG5919と少しハリが強めのカーボンソリッドティップの組み合わせはアジングよりもエリアトラウト、特にPEラインを用いたマイクロスプーンでのフォールの釣りで大活躍しました!
エンドが長すぎるのが嫌で途中で切り落として短くしました(笑)
4本目
キャロ・フロート用アジングロッド
ブランク:マグナムクラフト製SM8325
ティップ:ジャストエース製ST-SFT631L・イシグロオリジナルチタン
リールシート:フジ工業製IPS16
ガイド:チタンフレームトルザイトガイド
レングス:カーボンソリッド時7フィート7インチ・チタン時7フィート8インチ
自重:77g
ルアーウエイト:1.5~16g
2ピース
未だ現役。今ならこれを超えるロッドを作る構想が出来ますがそもそもコイツの性能がかなり高いので新しいのを作る必要性すら感じません。
ジグヘッド1gからメタルジグ16gまで扱える幅広さ。
1gのジグヘッドで潮の変化を感じ取れる繊細さと10gオーバーのジグも扱えるパワーの両立。
これはソリッドティップ部のガイドセッティングがキモ。
今はちゃんと理解できますが作った当時はそんなことも分かっていませんでした。たまたまです(笑)
尺近いメバルや40cmクラスのシーバスを抜き上げられるバットパワーもあります。
快適に使えるのは2~13gぐらいまでですが充分でしょう。
1本しかロッドを持って行けないならコレ!
ティップ側のみ複数作製し状況によって使い分けが出来るようにしています。
今はカーボンソリッドとチタンですが、ブランクは手元にあるのでチューブラーも作る予定です。
5本目
ジグ単用アジングロッド
ブランク:マグナムクラフト製AJX5917
ティップ:サバロオリジナルチタン
リールシート:フジ工業製IPS16
ガイド:チタンフレームトルザイトガイド
レングス:6フィート1インチ
自重52g
ルアーウエイト:0.5~3g
1ピース
友達に頼まれて作ったロッド。
「性能よりも見た目だ!」という要望にお応えしてメタルパーツやスレッドのカラーは好きに選んでもらいました。グリップがコルクというのも絶対に譲れない要素だったようです(笑)
コルクグリップに赤いメタルパーツはカッコいいと思いますがスレッドがライムグリーンというよく分からないカラーリング。
長さは6フィート以上という事だったので精一杯長くしました。
キャスト時にトラブルがないかはテストしましたが実釣使用はしていないので性能は分かりません。
大学卒業後、車に挟んで折ったという報告がありました(泣)
6本目
ジグ単用アジングロッド
※写真が残っていませんでした・・・
ブランク:AJX5917
ティップ:イシグロオリジナルチタン
リールシート:フジ工業製IPS16
ガイド:チタンフレームSIC-Sリング
レングス:5フィート5インチ
自重:46g
ルアーウエイト:0.5~3g
1ピース
コレも友達に頼まれて作ったロッド。
ガイドがSIC-Sなのがこれまでのロッドと違うポイント。
トルザイトの持つデメリットが嫌だったそうでSIC-Sを使ってほしいとの希望でした。
このロッドはEVAグリップに赤のメタルパーツ。
全体的に落ち着いた印象のデザイン。
このロッドも実釣テストはしていませんが、感想は聞きました。
飛距離が伸びたことにかなり驚いていました。
高弾性ブランクですがチタンティップの重さがあるので軽いジグヘッドでもしっかり曲がるので飛距離は思っている以上に飛びます。
感度面やフッキング面でも満足してくれたようなので良かったです。
大学卒業後、共通の先輩から連絡があったので何かと思えば、「使わせてもらったけどめっちゃ良かった。俺のも作ってくれ」と頼まれました(笑)
7本目
オールマイティーアジングロッド??
ブランク:マグナムクラフト製R9026+マタギ製50tカーボンパイプ15mm
ティップ:マグナムクラフト製So10
リールシート:フジ工業製TVS16
ガイド:チタンフレームSIC-Sガイド
レングス:6フィート2インチ
自重:65g
ルアーウエイト:0.5~5g
なんちゃって1&ハーフ
TVSリールシートに興味があった、中途半端に長いアジングロッドが欲しかった、たまたまその時にR9026Bがあったという理由でとりあえず組んでみたロッド。
当時の好奇心を詰め込んだロッドになりましたが性能は・・・
重いし、欲しい長さには全然足りないし、アタリの出方もイマイチとアジングではあまり使えないロッドになってしまいました。
自分でフェルールを作るのはかなり大変でしたがいい勉強になりました。
なんとなくプラグを使ったアジングに使ったら楽しそうだと思っています。
以上7本が僕が学生時代に作ったロッドです。
思い切って始めたロッドビルドですがすっかりハマり込んでしまいました。
次回も引き続きこれまで作製したロッドを紹介していきます!!
コメント
はじめまして!
ブログ、いつも楽しく拝見させていただいております。藤原と申します。
最近、ロッドビルディングに目覚め、自作の5フィートの1ピースチタンティップロッドを作成したのですが、次はマグナムクラフトのsm8325を使用して7フィート4インチほどのキャロロッドを作成しようと考えております。
そこで、ご教授いただきたいのですが、sm8325をブランクとして使用する場合、そのままでは長すぎて使えないので切断することになると思うのですが、どういった考え方でどこを切ればよいのか、継いでいる部分を切る場合はどのように継ぎ直すのかなど、教えていただきたいです。
お時間のある時ので結構ですので、ぜひお返事お願いします。
藤原様、はじめまして!いつもご覧いただきありがとうございます。
>sm8325をブランクとして使用する場合、そのままでは長すぎて使えないので切断することになると思うのですが、どういった考え方でどこを切ればよいのか
↳SM8325ですが、このブランクのバット側はブランクとカーボンパイプを繋いで使うよう設計されています。付属のカーボンパイプを繋ぐことで8フィート3インチになるのです。もしチューブラーで使われるのであれば、カーボンパイプを繋がずに使うと、約7フィート4インチになるので丁度イイかと思います。
もしソリッドを繋がれるのであればソリッドを繋いだ後、7フィート4インチになるところでブランクのエンド(バット側の一番後ろ)をカットすると良いでしょう。センターカットにはなりませんが、この方式が最も感度・強度・バランスに優れていると思います。
ブランクを短くする場合、基本はケツからカットします。頭からカットしてしまうとティップの調子がかなり硬くなってしまうからです。
ブランクをカットした場合、パワーは落ちてしまいますがSM8325はライトゲームには十分すぎるほどのスペックなので問題ないでしょう。僕もカットして使っていますが、15gフルキャストは問題なく行えますし、40㎝オーバーのマダイを抜き上げることも出来ました。
>継いでいる部分を切る場合はどのように継ぎ直すのか
↳ブランクの中間を切って長さを調整するというのはナシです。繋ぎ合わせること自体は不可能ではありませんが極端に太さが変わってしまうので著しい強度ダウンとバランス悪化が起こります。実践で使えるレベルに仕上げるのはほぼ無理かと考えます。
以上僕の考えです。よろしくお願いします!