今やアジングにおいて定番となったエステルライン。
現状、最もアジングに向いているラインだと思います。
しかし、ブチブチ切れて全く使い物にならないという人もいるし、エステル=切れやすい・使えないというイメージを持っている人もたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、エステルの特徴を解説しつつ切らずに使うコツを教えます。
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そもそもエステルラインとは?
ポリエステルで作られたライン。
ポリエステル繊維の比重は1.38。釣り糸で言うなら、ナイロンとフロロの間に当たります。
フロロよりも伸びが少ないので、反響感度が良い・リグの操作がダイレクトに行えるなどのメリットがあります。
エステルって弱いの??
エステルライン=切れる=弱い というイメージを持っている方がいるようですが、そんなことはありません。
ナイロンであろうがフロロであろうがエステルであろうが1lbは1lb。
僕はエステルが切れやすいと思ったことは一度もありません。0.2号で尺近いアジを抜き上げても何の問題もないです。
はっきり言ってしまいますが、エステルが切れるのはラインが悪いのではなくて使い方が悪いのです。
なぜエステルが切れやすいと思ってしまうのか?
エステルラインが特別切れやすいことはないという事は分かって頂けたと思いますが、ではなぜ切れやすく感じてしまうのかという事を解説します。
エステルラインが切れやすく感じてしまう原因は瞬間的な負荷に弱いからです。
伸びが少ない分、ショックの吸収性が低いので、アワセ方や投げ方によっては、簡単に切れてしまいます。
しかしゆっくり負荷をかけてやれば簡単に切れることはありません。
以前アジングの最中にエステル0.2号でキジハタを掛けたことがありますが、ロッドはバットまでぶち曲がり、ラインが切れることはありませんでした。
最終的には潜られてしまい、切らざるを得なかったのですが0.2号でもそう簡単には切れないことが分かります。
切らないためには、瞬間的な負荷を掛けないことが重要になります。
エステルラインを切らない為の使い方
エステルラインを切らないようにするには、瞬間的な負荷を掛けてはいけないことは分かって頂けたと思います。
ではどうすれば良いのかを具体的に解説します。
ギュッと引っ張らない
ノットを締める際に、緩んだラインを急激に張るようにして締める人がいますが、アレをエステルでやってはいけません。
エステルでノットを組む際は、ジワジワとゆっくりと負荷を掛けるようにします。
ラインが伸びるほど締める必要はないので、締めるときの力加減に注意しましょう。
ロッドに負荷を乗せて投げる
アジングをしていてよく見かけるのが、ロッドを物凄い勢いで振って甲高い風切り音を出しながらキャストする人。
ロッドに負荷が全く乗っていなくて、ラインにフルに負荷が掛かってしまいます。
こんな投げ方をしていては、ジグヘッドがいくつあっても足りやしない。
投げるときはリグのウエイトをしっかりとロッドに乗せるようにして投げるようにします。
そうすれば軽く、ゆっくりロッドを振っても飛距離は出るし、ラインが切れることもありません。
フッキング動作は控えめに
偶に筏釣りばりの勢いでフッキング動作をしている人がいますが、エステルラインではこれはNG。
低伸度で力が伝わりやすいので、手首から先で軽くアワセるだけで十分です。(ロッドと水深にもよりますが)
特に、近距離ではラインに力が伝わりやすいので注意が必要です。
ドラグを緩めておく
これは個人的にはあまりオススメしませんだが、エステルを切らない為の対策としては効果があります。
ただ緩めておくだけなので、誰でもすぐに出来る対策になります。
オススメしない理由としては、魚を寄せるのに時間が掛かる事、魚の引きがダイレクトに楽しめない事、緩すぎるとテンションが抜けやすくなりバラシやすい事などがありますが、何よりうるさいし鬱陶しい。
僕は嫌いですが、効果はありますよ。
リーダーの長さと材質で調整する
リーダーを長くすればするほど、伸びしろが増えて切れにくくなります。
その分感度も落ちるのでやりすぎは禁物ですが。
フロロリーダーが望ましいのですが、ナイロンリーダーの方が伸びやすくショックの吸収性が良いです。
僕はエルテルリーダーを使用しています。変わりダネですが非常に感度が良いので楽しいです。
エステルラインの使い方に慣れてきたら試してみてほしいと思います。
最後に
水馴染みが良く、低伸度であるエステルラインはアジングには抜群に相性のいいラインです。
使いこなせれば、これまで取れなかったアタリが取れるようになるでしょう。
これまでやっていた動作を改善するという事は大変かもしれませんが、慣れてしまえばなんてことはないです。
すぐに使いこなすことは難しいかもしれませんが、諦めずに挑戦してみてほしいと思います。
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